BMW E60 M5 トランスミッション異常修理 メンテナンス
- BMW E60 M5
おはようございます
M factoryです
本日もよろしくお願いいたします
さて先日、BMW E60 M5 が
とうとうトランスミッションエラーが出て
不動になりました
いつかは来るであろう
SMGの不具合です
原因を追究していきます
このエラーが出てエンジンもかからず
テストプランも出来ない状態
SMG下してチェックしていきます
とりあえずミッション下すので
マフラーやプロペラシャフトなど色々脱着します
ミッション下しました
金属片がチラホラ
レリーズベアリングの樹脂部分が溶けて
レリーズレバー、ガイドスリーブ等と接触し
破損していった状態
レリーズシリンダーも損壊し
機能していなかったので
レリーズベアリングか
レリーズシリンダーのどちらかが
不具合を起こし破損していったものと思われます
クラッチも脱着します
クラッチ脱着しました
クラッチはまだ使えるレベルです
今回はクラッチ摩耗による原因は考え難く
レリーズシリンダーか
レリーズベアリングだと思われます
どこかでクラッチ交換されているのですが
クラッチのみ交換で
レリーズシリンダーや
ベアリング、スリーブ等の
機能チェック、動作チェックは行われず
そのままだったかもしれませんね
まだハイドロリックポンプやミッション本体の
原因があるかもしれませんが
フライホイールは問題なさそうです
こちらはかなり高額
清掃し再利用します
右が脱着したクラッチ
左の新品に交換します
SSTを使いクラッチ取り付けました
レリーズシリンダーやレバー
ベアリング、スリーブも
左の新品に交換します
ミッション側はチリ一つない状態まで清掃しました
ミッション取り付け完了です
クラッチ交換、レリーズシリンダー交換後には
クラッチバルブ固有値
クラッチスリップポイント
それぞれの学習がテスターにて必要です
クラッチバルブ固有値の学習完了
続いてクラッチスリップポイントの学習
クラッチバルブ固有値の学習
クラッチスリップポイントの学習
それぞれ完了でリセットされ作業完了
試乗後、以前よりも繋がりも良くなり
走りやすいです
まだ慣らし中なので
徐々に負担をかけていきます
SMGやハイドロリックポンプに異常はなく
ホッとしています